娘が4歳なのだけど、1歳だか2歳だかあたりから、夜寝た後に何かに取り憑かれたような感じで泣き叫び、こちらの呼びかけには応答せずに寝言を言い続ける感じのことがちょくちょくある。調べてみると「夜驚症」というものらしかった。親の呼びかけに反応しないのが夜泣きとの違いらしい。

こちらからの呼びかけには一切答えてくれないので、娘を抱きしめながらひたすら泣き叫ぶ様子を観察することになる。言葉を覚えてからは夜驚症の時にもいろんな言葉を言うようになり、「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ」みたいなマシンガンのようなヤダを連発することが多いのだけど、たまによく「パパはヤダ!パパはきらい!ママがいい!!」とディスられる。つらい。

最近は「マクドナルドはヤダ!!お寿司が食べたい!!スシローに行きたい!!」と言うワガママが出てきたり、こちらも夜驚症に慣れてきてちょっと楽しくなってきた。

娘は、夜驚症とは別に夢遊病もよくある。娘を先に寝かしつけ、夜驚症で騒がれることもなく家事を済ませ、ゆっくり本を読んでしまったりしてついつい遅くなってから布団に行くと、布団の上でぼーっと座っているのである。娘の場合は歩き回ることはない。しばらくするとパタン、と倒れる。

朝になると枕に足を向けて寝てたりして、どういう寝相だとこうなるんだと思っていたのだが、夢遊病の後に倒れる方向によるものらしい。一度、夜中に股間に頭が落ちきたことがあり、それ以来娘に背中を向けて寝るのが癖になってしまった。

夜驚症や夢遊病は子供に多く、成長するにつれてなくなっていくらしいとのこと。日中の経験や睡眠習慣になんらかトリガーがあったりもするっぽいが、今のところよくわからない。夜驚症が出始めたときは心配もしたが、よくあることらしいと分かって観察できるようになるとこれもちょっと楽しい。