周りの人からは本をたくさん読んでる人と思われているらしく、どういう本の読み方をしているのか、ということをたまに聞かれたりするので、その時によく話す内容を書いておこうと思いました。
なんで本を読むの
知的好奇心。私の場合はほとんどこれしかないです。趣味なんだと思います。たまに仕事などで必要な技術書だったり実務書を読んだりもします。
どれくらい読んでるの
だいたい年に100冊弱くらい読んでると思います。気が向いて1日に数冊読むときもあれば1ヶ月全く読まないときもあります。メンタリストDaiGoさんとか1日に20冊読むらしいので、本当にたくさん読む人に比べると全然少ないと思います。
速読は人間には無理
「速読できるんですか?」と聞かれたら「できますね。」と答えています。ただ、速読というものはその名の通り速く読むことですが、記憶力が良くなったり理解するスピードが速くなるわけではないです。早回しでビデオを見ている感覚でほとんど内容はわからないです。私の場合は斜め読みで文章の断片から内容を想像して、気になったところだけじっくり読むことがクセになってしまっています。なのですでに知ってる内容が多い本であればかなり速く読み終わります(読んでないので)。難しい内容だと理解に時間がかかるので読むのも遅くなりますし、小説などはシーンを想像しながら読みたいので時間をかけます。
それでも速読できるようになりたい
「音読しない」などある程度の早く読むコツはあります。人それぞれ適した読み方があると思いますが、速読やってみたいという人にはフォトリーディングの本をお勧めしています。人類にフォトリーディングは不可能なのですが、この本はフォトリーディングの効果を最大限に発揮するためのメソッドが紹介されていて、フォトリーディング以外のメソッドがとても有益だと思います。あとは適当な速読本を2、3冊読んで、字数が少ない自己啓発本を適当に買って速読してみてください。10冊くらい練習すると大体できるようになります。
理解してなくても良い
パレートの法則というものがありますが、本の内容で重要なことは2割くらいで残りの8割は読む必要はありません。「隅々まで読んでいなくても、本の内容について話ができれば、それは読んだと言っても良い」という軽い気持ちで読んでいます。なのであまり熟読せず、速読で乱読しています。書籍代がかさむので燃費が悪いです。「この本は今の私には難しすぎた。全然わからん。」という感想を残しつつ読んだ本としてカウントし、いつの日かもう一度読んで理解できることを信じてそっと本棚に飾っている本もたくさんあります。すっかり忘れた頃、別の本を読んでる最中に突然理解できることがあります。その瞬間が楽しくて乱読がやめられない。
入門書から読む
とはいえ、読んだ本の内容はちゃんと理解したいです。理解できないまま本を読み進めるのは辛いです。難しい本を理解するためには知識が必要です。読みたい本が難しそうな場合は、薄くて簡単に読めそうな入門書を探して、それを何冊か読んでから挑むようにしています。
ちゃんと理解してる?
本の内容を自分がちゃんと理解しているか、それを確認するためにアウトプットをします。きっとマインドマップを書いたりブログを書いたりするのが良いのだろうと思いますが、私はどうしてもこれが苦手で、他人に本の内容を喋って確認することが多いです。説明がうまくできなかったら理解できてないのでもう一度読んだりします。私が読んだ興味もない本の話を、時間を割いて聞いてくださる皆様、いつもありがとうございます。
本の探し方
人に紹介されて読むこともありますが、それ以外は大体以下のパターンです。
- 読んだ本の参考文献
- 読んだ本の中に出てきたキーワードを検索して出てくる本
- ↑をカートに入れた時のAmazonのレコメンド
本を1冊読むと3冊くらい積ん読が増えます。助けてください。
どんな本を読んだらいいですか?
私はプログラマーなので、若いITエンジニアさんからこの質問をされますが、「本屋にの技術書コーナーに行って端っこから順に全部読むといいと思います」と答えます。Amazonのレビューに星5と星1の評価が同時にあるように、その本にどのような感想を持つかは人それぞれなので、良い本か悪い本かは実際に読んでみないとわかりません。その時面白くないと思った本でも、他の本を読んで知識を得た後から読み返すとめちゃくちゃ面白かったりします。とりあえず読んだらいいんじゃないかな。